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日本円の特徴

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FXの初心者をはじめ、

多くのFXトレーダーが自分の国の通貨である

日本円の通貨ペアでFXトレードをしています。

 

具体的には、ドル円やユーロ円、豪ドル円などです。

そのため、FXトレードで利益をあげるためには、

日本円の特徴を把握しておくことが必要不可欠です。

 

日本円の特徴とは、すなわち日本経済の特徴でもあります。

日本経済は、世界経済のなかではアメリカ、

中国に次ぐ世界第3位のGDPを誇る経済大国であり、

世界最大の債権国でもあります。

 

例えば、アメリカ国債については、

中国に次いで2番目に多く保有している国が日本となっています。

また、日本経済の特徴は、貧しい国民がいないことが挙げられます。

 

国民の間に貧富の格差は皆無といってよいため、

貧しさを理由とした内乱や暴動が発生する可能性が低い点が、

日本経済の特徴です。


そして、日本はGDPの約2倍の借金を背負っているといわれていますが、

家計貯蓄は1800兆円も存在します。

 

つまり実質的には、日本は稀に見る無借金国家でもあります。

 


一方、世界第2位の中国も世界的な債権国です。

アメリカ国債をもっとも保有している国は中国ですし、

近年は諸外国への融資を増加させています。

 

しかし、中国は、全国民が豊かではなく、

豊かな生活をおくっているのは沿岸部で生活しているごく一部の人々に過ぎません。

中流家庭と呼ばれる人々は1億人に満たない状況です。

 

一方、農村部で生活している約6億人の国民が、

世帯年収が1000ドル(日本円では約11万円)といわれており、

きわめて貧しい生活を強いられています。

 

このため、世界経済が不況に陥った場合には、

中国政府は強力な財政出動を行い、

貧困層による暴動の発生をなんとしても食い止めようと考えると思われます。

 

つまり、不況時には中国人民元は安くなり、

全ての日本国民が中流層から上流層といえる日本の通貨円は高くなると思われます。


アメリカ経済についても同様です。

アメリカ国民は貧富の格差が激しいため、

アメリカが不況に陥れば、

アメリカは金融緩和を行うと同時に国債を発行して財政支出を増やします。

 

 

強力な景気対策を行うのです。

この結果、ドル安円高となります。


世界の3つの経済大国を、国家財政面で比較すると、

もっとも安定していて健全な国が日本といえます。

 

このため、少しでも世界経済が不況へ向かう気配が感じられると、

ただちに円高トレンドが発生します。

 

この点は、最低限把握しておくべき日本円の特徴といえます。