ボリンジャーバンドを用いてFXで稼ぐ
FXの初心者の方のなかには、
どのようなタイミングで買いポジション
もしくは売りポジションを持てば、
利益を稼ぐことができるのか悩みを
抱えている人が少なくないと思います。
そのような方へは、テクニカル指標のボリンジャーバンドを
用いてFXトレードをすることをお勧めしたいと思います。
ボリンジャーバンドは、確率論に基づいて作られたテクニカル指標です。
日足チャートや週足チャートなど、あらゆる時間軸に用いることができます。
そして、ボリンジャーの使い方としては、
まずチャート上から移動平均線を削除し、
ローソク足とボリンジャーバンドだけが表示されるように設定します。
すると、中央に基準線が表示され、上下に1本ずつあるいは2本ずつ線が引かれます。
この上下に引かれた線が、シグマ線です。
多くのFX会社では、ボリンジャーバンドの設定をトレーダーがすることができますが、
たいてい1シグマもしくは2シグマの範囲で設定することになります。
この1シグマもしくは2シグマの意味が、ボリンジャーバンドの重要ポイントと
なります。
1シグマとは、この範囲内で、為替レートの値動きが約68%の確率でおさまることを
意味します。そして、2シグマとは、この範囲内で、
為替レートの値動きが約95%の確率でおさまることを意味します。
つまり、実際のチャート上では2シグマに設定してボリンジャーバンドを使うと、
有効です。
具体的に、どの点でメリットを得られるかといえば、
「上がりすぎ」や「下がりすぎ」の局面を判断できる点です。
具体例をドル円の日足チャートで述べると、
2016年11月9日のアメリカ大統領選挙の開票日に、
為替レートが一瞬マイナス2シグマを下側に突破しました。
つまり、あきらかに過剰に円高に動いたのです。
そして、翌日から反転してドル高円安トレンドが始まったのでした。
また、ユーロ円の日足チャートで具体例を述べると、
2016年6月24日のイギリスにおけるEU離脱に関する国民投票の開票が
おこなわれた日も、ローソク足が瞬間的にマイナス2シグマを
下回りました。しかし、翌日からユーロ高円安のトレンドへ向かったのです。
2シグマを突破するということは、確率的にはきわめて稀な現象で
あるため、絶好の買いタイミングもしくはショートポジションを
持つタイミングを捉えることになるのです。
チャンスを捉えたい人には適したテクニカル指標といえます。