お値段以上ブログ

ピーターパンと呼んでください!

実は高難易度?ドル円の特徴

f:id:peeterpan1992:20180806114816j:plain

 

我々日本人に一番馴染みのある通貨ペアは、

言うまでもなくusドルと日本円の交換レート

である「ドル円」ですが、

実はこの通貨ペアは、

かなりのくせ者なのです。

 

 

ドル円の難易度を上げている要因の一つに、

日本の個人投資家の代名詞である

「ミセスワタナベ」の逆張り戦略が

挙げられます。

 

 

彼らは値ごろ感というものを非常に

大事にしており、

下がったら買い、上がったり売り

の戦略を取ることで有名です。

 

 



スイミーではないですが、

彼ら一人一人の資金量は小さくても、

束になればかなりの規模のお金が動いていきます。

逆張りというのは即ちレンジ相場を志向した動きですから、

トレンドをフォローしていく

スタンスのトレーダーは、

この動きに手を焼きがちです。

 

「ならばレンジだと決めつけて、

ミセスワタナベと一緒に逆張りをすればいいのでは?」

 

そう考える方も多いと思いますが、

実はこれにも難点があります。

なぜなら相場のメインプレイヤーは

ヘッジファンドに代表される「大人」達だからです。

 

彼らはミセスワタナベの損切りを狙って、

逆張りをした方達のポジションを焼き払うような動きをします。

 

 


そしてドル円において最も難解は部分は、

この「大人」と「ミセスワタナベ」の綱引きなのです。

 

 

言い換えれば、トレンドを志向する大口のプレイヤーと、

レンジを志向する小口の個人プレイヤーの間の戦いです。

 

 

この攻防がトレーダーにとっては常に頭痛のタネとなります。

しかも大口のプレイヤーは、逆張りを焼き払うため、

一気呵成に注文を入れる手法をよくとります。足を止めてしまうと値ごろ感からの逆張

り注文が出てくるからです。そのため気付いた時には、

強力なトレンドが出来てしまい、

順張りのトレーダーはトレンドフォローに

乗り遅れてしまうのです。

 

また、レンジ相場を狙ってコツコツ稼いでいく

逆張りのトレーダーは、

かなりキツめのストップを入れてない限り、

あっという間に深手を負ってしまうのです。